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美容・健康

子宮頸がんワクチン9価を、28歳にして接種した理由

大学生のとき、「こないだ子宮頸がんワクチン受けたんだよね」と、よく一緒に授業を受けている友人の一人が話していたことがありました。そのときは「筋肉注射めちゃくちゃ痛そう…」「性交したら意味ないんだよね」と間違った理解で話を聞いていました。

(実際打ってみたら普通に注射の痛さだったし、性交したら意味がない訳ではないことが分かりました。性交前の方が効果は高いけどね!)

 

ここ1年ほどでTwitterで産婦人科医の方を何名かフォローし、だんだんと子宮頸がんに対する感度があがり、ちゃんと調べよう!と思い始めたのがきっかけでした。

 

私は医療者ではないし(医療業界で働いてはいますが)、専門的な知識は持ち合わせてはいません。だからここで子宮頸がんワクチンについて論じようとは思いません。

ただ、今回ツイートを参考にしながら自分で調べてみて、正直めんどくさかった。笑 一応薬学部に通い、薬剤師として働いてはいないけど、薬剤師の免許は持っていて、最低限の知識がある私でも調べて判断するのはめんどくさかったんです。

だから、こんな判断基準で打った人もいるんだなって、誰かの参考になればと思いブログを書くことにしました。

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子宮頸がんワクチンを打てばよかった…と後悔したくなかった

ワクチン接種を決めた理由はこれ。子宮頸がんになったときにワクチン打っておけばよかった…って後悔したくない。Twitterを見てるうちに感じるようになったことです。

前提として、もともとワクチンに対する不安は感じていませんでした。世界的な接種率を見たときに、日本”だけ”で特異的な重篤な副反応があるというのはちょっと違和感だし、なにより3万人の大規模調査「名古屋スタディー」で、副反応とワクチンの関連性が認められていないという結果が出ているので。

(参照:HPVワクチンの副反応に関する,名古屋スタディ-の最終結果

 

年間1万人が罹患する子宮頸がん、1.3%の人が診断される子宮頸がん。「みんな根拠もなく”自分だけは大丈夫”と思うものなんです」、そんな言葉を見てもし子宮頸がんになったときにワクチンうっとけばよかったって後悔したくない。そう思いました。

(参照:子宮頸がんとは?日本医師会運営)

 

HPVワクチン接種を決めた、4つの子宮頸がんの事実

とはいえはじめは本当に自分がワクチンを打つべきなのかと言われたら、よくわかりませんでした。私はこの4つの事実を知って、ワクチンを受けようと決めました。

 

① 毎年1万人が発症し、3,000人がなくなる

前述ですが、この事実は大きかった。一生のうち74人に1人は子宮頸がんと診断される。よく聞くと子宮頸がんだと診断された人は周囲にいます。仲のいい友人が高度異形成(がんになる一歩手前の状態)で不安になっている姿を見たこともあるし、私自身は高度異形成疑いで再検査したことがあります。

全然他人事じゃないんだよね。

 

② 9価ワクチンで90%の子宮頸がんが防げる

子宮頸がんの95%以上はHPV(ヒトパピローマウィルス)が原因。つまりHPVの感染が防げれば大部分の子宮頸がんを防ぐことができる。このHPVを防げるワクチンには2価、4価、9価があり、9価だと90%の子宮頸がんを防げる。これってめちゃくちゃ大きくないですか?(子宮頸がんワクチン=HPV感染を予防するワクチン)

※「~価」というのは、何種類の型のウィルスを防ぐかという意味

種類 商品名 予防割合
2価 サーバリックス 60-70%
4価 カーダシル 60-70%
9価 カーダシル9(日本未承認) 90%以上

(参照:子宮頸がんと HPV ワクチンに関する最新の知識と正しい理解のために 日本産婦人科学会より)

 

③ アメリカでは45歳までの男女へ効果があると言われている

アメリカでは9価ワクチンが45歳までの男女に適応となっています。FDAがそこまでの効果を認めているということ。

(参照:FDAがガーダシル9(HPVワクチン)を27歳-45歳成人にも拡大承認 海外がん医療情報リファレンスより)

 

HPVはどこにでもあるウィルスですが、ウィルスの9割は自然免疫(自身の免疫の力)で排除しています。なのでワクチンでそれ以降の感染が防げれば、効果が期待できるんですね。

泌尿器専門医の男性の先生が、ワクチンを打たれている動画はかなり印象に残りました。

 

④ オーストラリアでは2028年に子宮頸がんがほぼなくなると言われている

これは衝撃でした。オーストラリアでは、12歳と13歳の男女両方にワクチン接種が行われていて、その接種率は約75%。集団免疫効果(多くの人が予防接種を受けることで免疫を獲得していると、集団の中に感染患者が出ても流行を阻止することができる)で、ワクチンを打っていない人のHPV感染も減っているとのこと。

ワクチンを打てば、病気をなくすこともできる。

(参照:子宮頸がんと HPV ワクチンに関する最新の知識と正しい理解のために 日本産婦人科学会より)

 

子宮頸がんを90%以上防ぐのに、10万円は高くない

以上の4つの事実を知り、子宮頸がんワクチンを打ってきました。ワクチンは自費になるので高額になります。下記が目安の値段です。(自費なので値段は多少前後しますし、場所によって診察費など別途かかります。接種回数は3回として計算しています)

種類 1回 合計
2価 1.5万円 4.5万円
4価 1.7万円 5.1万円
9価 3.5万円 10.5万円

せっかく打つなら9価!と思いましたが、10万円かかります。気軽にポンと出す額ではないと思います。でも、子宮頸がんになるリスクを考えれば、実際に子宮頸がんになったときのストレスや治療費を考えれば10万円は高くないかなと思います。

だから受けましたし、次回は妹も一緒に受けにきます(ワクチン代は私が負担)。自分の健康もそうですが、せめて手が届く範囲の人にも健康でいて欲しいですもんね。

 

子宮頸がんワクチンは子宮頸がんだけではなく、尖圭コンジローマ・肛門がん・咽頭がんの予防にもなります。なので男性にもメリットがあるもの。それに男性から女性にHPVを移すこともあるので(もちろん逆も然り)、男性が打つ意味も大きいかと思います。

 

ちなみに私が今回行ったのはナビタスクリニック。理由は、値段とアクセスです。(PRではありません)

「子宮頸がんワクチン 9価 ○○(エリア名:東京など)」と検索すると、色々なクリニックが出てくるので、ぜひ調べてみてください!

  • このブログを書いている人

なおみ

アラサーの食べることが大好きな働きウーマン

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