以前見たAmebaのシーンがインスタで出てきました。「子育てとバリキャリの両立は、一部の人を除いて不可能だ。これをなんで誰も言わないの?」元ネタは1年前のAbemaですが、改めて考えさせられました。
https://www.youtube.com/shorts/x8VH5XmMe5M
たしかこの方は育児期間は仕事を中断して、その後新たにキャリアを積まれた方だったと記憶しています。
私が「バリキャリ」といえるのかは分からないけど、どちらかといえばバリキャリ側だったとは思うので、育児をしていた時期にバリキャリ(仕事)との両立について振り返ってみました。
育休復帰と仕事のジレンマ
▲子どもが生まれてはじめてのアンパンマンミュージアム。建物前の大きなアンパンマンに早速大興奮してくれました
第一子の育休復帰は子どもが6ヶ月になったときでした。
復帰後はマーケティング部へ異動しました。ずっと希望していた部署だったので、育休明けでどう働けるか未知数の私にチャンスをくれた会社には感謝しかありません。
やりがいのある仕事、ただやることは常に山積みで忙しい部署でした。
育児が加わったこともあるけど、絶対やらなきゃいけない仕事の量は今までで一番多かったんじゃないかなぁ。
週1出張が1〜2ヶ月続く時期もあって、子供に会えないたった1日が寂しくて、なんのために働いてるんだろう?って思ったことも一度や二度ではありませんでした。
※出張に行かないという選択もできた思うけど、業務上行った方がいいと思ったから行かない選択肢を取らなかっただけなので、会社の配慮が足りないわけではありませんでした。子どもはかけがいのない存在だけど、仕事も大事。どっちも欲しいのは自分のわがままだし、優先順位の問題なんだと思う。
育児と仕事のバランス
▲横浜のアンパンマンミュージアムですが、フードコートのハンバーガーがめちゃくちゃおいしかった!
わがやでは月水金は私がお迎え、火木は夫がお迎え。送りはお迎えじゃない人がやるという分担です。
週2日は自由に残業ができるわけだけど、出張があれば自由な残業は週1。
残業なしで仕事が終わればいいけどなかなかそうはいかない。お迎えに行ってご飯を食べさせて、お風呂に入れ寝かしつけした後に仕事するしかなくなる。多くの働くママの日常なんじゃないかなー。
今まで、21時頃からまた働き始めるママさんを見ていて、なんでこんなタフなんだ!と思っていたけど、そうせざるを得ないし、自分がその立場になるとそれが当たり前になりました。
育休復帰後はまだ夜間授乳もあったけど、はじめはよかった。育休期間中はずっと働きたいと思ってて、やっと働けることが嬉しくて、仕事があることが本当にありがたかくて楽しかった。
とにかく寝たい…
▲ハンバーガー屋なのにアンパンマンの人形焼もありました。ちょっと躊躇しながらも頭からカプっとかじっていました。
ただそれが続くと体もしんどくなってくる。体力おばけの人は問題ないんだろうけど、残念ながら私はそうじゃない。
復帰してから数か月経ったくらいから、よく「とにかく寝たい…」って言ってたなぁ。
今までは自分の時間を少し削れば仕事時間はいくらでも確保できた。でも、子どもがいるとそうはいかない。睡眠を削るしかなくなる。
さらにしんどくなったのは第二子を妊娠してから。
妊娠してから子どもの寝かしつけと一緒に寝てしまうことが増えて、22〜24時ころに起きて仕事をはじめるのがルーティンになりました。
20時頃には子どもと寝ているので2〜4時間は寝ているものの、とにかく眠い!(お腹の子と2人分の睡眠時間が必要になってたんだと思う笑)
深夜に仕事をして明け方に寝る、そんな日が2日続くだけで、妊娠中の体力低下やメンタルの不安定さも相まってめちゃくちゃしんどかった。それに返信できていない連絡を22時過ぎにすることも申し訳なかった…。
※その後お迎えを週3→週2.5にして、自由に残業できる日を増やして、家事代行で家がきれいに保たれるようになってだいぶ楽にはなりました。家庭での話し合い、外部リソースの活用ほんとに重要!でもしんどいときはそこが疎かになりがちなんだよね…
育児と仕事の両立はできたのか?
▲アンパンマンにいないいないばぁをしているところ。2歳前の今まさにアンパンマンブーム
そんな感じで葛藤と試行錯誤をしながら産休に入りました。
私の場合、夫との家事育児の負担バランスはおおよそ半々だし、外泊出張を任せられた。一緒に働く人の、働くママパパへの理解のレベルもかなり高い(仕事・育児・家事をこなすママパパが多い)。それに子どもが熱を出せば実母がうちに来て面倒を見てもくれる。
あらゆる側面で恵まれていると思う。それでも余裕はなかった。私自身の要領の悪い部分は多いし、家事育児だってもっともっと外注できるし、優先順位だってもっと明確にできたら楽できたと思う。
子ども仕事も大切で、どちらもちゃんとやりたい。なのに子どものわがままにイライラしてしまうことは少なくないし、仕事でも周りに迷惑をかけてしまうことが申し訳ない。
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タイトルに戻るけど、「子育てとバリキャリの両立は可能なのか?」の答えは「家事育児を当たり前にやる夫と、働くママパパへの理解が高い職場環境、サポートしてくれる両親が近くにいて、かつ体力があれば問題なし」が答えな気がする。必要な条件が多いのだ。
もう少しいうと大体は保育園は4月からじゃないと入れないので、育休はとる人が多く、そうするとある程度のキャリアブレイクは必ずできる。
たった1〜2年でもそれが子どもの人数分だったりすれば、それなりのブレイク期間になる。
育てだって貴重な経験で人として成長してくれるものではあるけど、その期間がない人と同じようにキャリアを積み重ねることはできない。それも育児とバリキャリの両立の難しさだと思う。
とはいえ、子どもの存在がかけがえのないものであることは間違いないし、そこからしか得られないものも多くある。
それに、長いキャリアの中で子育てで忙しい期間はそんなに長くないのではとも思う。
多少の無理はできるときにしたらいいと思う。けど、子どもが生まれる前と同じ価値観で無理するのは違うよなぁ~とも思ったのでした。