8月15日、おばあちゃんの家の前で行われる毎年恒例の花火大会。コロナで中止になっていたものが3年ぶりに開催された。
久しぶりに親戚が集まって、気付いたら四世代が集まっていて、昔のことを思い出した。
昔は自分たちが子どもで、久しぶりに従姉妹と会えるのが嬉しかった夏休み。帰る時は皆んなと別れるのが寂しくて泣いたりもしたなぁ
亡くなったおじいちゃんもあの頃は元気で、孫たち(私たち)が8人も集まるからうるさくてよく怒鳴ってたなぁ〜なんて。
おじいちゃんがラーメンに胡椒をふってたら蓋が外れたこととか、アイスはぶどう味を選んでたこととか、糖尿病だったから毎食のタイミングでインスリンを打ってたこととか。そんな日常のコマがふとよみがえる。お盆でおじいちゃんが戻ってきてたから、思い出させてくれたのかもしれない。
気付いたら怒鳴られていた従姉妹たちも父母になり、今は子どもを怒鳴ってりしていて。屋台のお菓子やご飯を買ってもらう側だった私も、今は買ってあげていて。あぁ、時が流れてるんだなって。
子どもだった私たちは大人になって、あのときいなかった子どもたちがたくさんいて、父や母はおじいちゃん・おばあちゃんになって、おばあちゃんはひいばあちゃんにもなむてちょっとボケてもきて。
結婚・出産・死別・病気には当たり前に色んな想いや決断があるんだけど、昔と今だけを見れば自然な時間の流れでしかないのが不思議だよなぁ。
そして変わらないものもたくさんあって。叔母さんはいつもお盆に合わせてジンギスカン(地の名物)を漬けてくれて、おばあちゃんは昔から気遣いで皆んなの様子を気にかけて、いつでも子どもは元気いっぱいで。
少し離れてるから、いわゆる”高齢者”のおばあちゃんに会いに行くのは少し気が引けていた。コロナも3年目になったし、おばあちゃんは認知症になって。話せるときに話して、会えるときに会わないと、時間はどんどん過ぎていっちゃうから今年は行きたかったおばあちゃんち。行けてよかったなぁとしみじみした気持ちで始発の新幹線で帰りました。
おばあちゃん、それからみんなに会えてよかった