一つ前の記事で書いた完全予約制のスコーン屋さん。
アルペンルートの帰り道に、完全予約制焼きたてスコーンを|扇沢駅グルメ
12個たったの1,500円で、有名観光地のすぐ近くなのにおすすめスポットとして紹介されていることもなく、看板も控えめにあるだけ。
でも素材にこだわっていて、文句なしに美味しいスコーンとかわいいお店「たくさん売る」「多くの人に知ってもらう」というのは二の次。
実際に訪れて食べてみれば、こだわりを持ってやられていることは明らかで。でも「たくさん売る」「多くの人に知ってもらう」というのは二の次で。
もし自分たちがこのお店をやってたら…と夫と話していてました。もしそうだったら、
もっと単価あげられるとか、もっと広めるためにSNSやってみようかとか、お取り寄せしようとか、アルバイト雇って回転率あげようとか、そんなことを考えちゃうよねって。
▲アルペンルートで見てきた黒部ダム。壮大でした。(スコーン屋さんはアルペンルートの長野側出発点「扇沢駅」のすぐ近くにあったので、挿絵としてアルペンルートで撮った写真を載せています)
当たり前のようにたくさん買ってもらうこと、高い利益が出せることを目的に思考していることに気付かされました。
そうではなくて、焼きたてにこだわって、買う人一人一人が幸せになるようにと作る。インスタには焼きたてにこだわる理由を「誰かが誰かのために作る温かい食べ物は特別だと思うから」と書かれていました。(お店のインスタはこちら)
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私が大好きなお店でも、こんなお店があります。(飲食店に限らず)
- こだわるからこそたくさん商品を作らない/作れないお店
- ほどよく働くために予約をたくさんいれないお店
- 仲のいいお客さんしか入れない時間帯を作るお店
たくさん売ること、たくさん利益を出すことより、
自分のいいと思うものを表現すること、自分がストレスなくいれる環境を作ること。ただ頑張るわけでも走り続けるわけでもなく、自分がどうありたいかを見失わずバランスをとること。それを実現できるのってすてきだなぁ
▲アルペンルートではみくりが池まで見にいきました
仕事を続けるために利益を上げることは必要だし、会社員なら成果をあげる必要がある。でも利益ばかりを追い求めたり、会社の中での成果だけに邁進するのではなくて、その仕事で自分が何をしたいのか?誰にどんな利益(幸せ)を届けたいのか?それを見失っちゃだめですよね。
ゲーム感覚でクリアしていくのも楽しかったりするけど、その先にあるものを感じていたいな。なんてことを考えさせられたスコーンでした。