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美容・健康

低用量ピルについて、女性はもっと知るべきだ

ある日のTwitterタイムライン。そこには「コンドーム」という言葉があふれていた。

 

友人との会話ではふつうに出てくるワードではあるけど、こんなにTwitterタイムラインで出てくるのはなんだかちょっと異世界だった。でも、こんなにコンドームというワードが当たり前になっているのに、低用量ピルって言葉はなかなか出てこない。

それっておかしくない？って思うんです。

 

でも低用量ピルは医療に関わること。専門的に勉強したことがあるわけじゃないし、わざわざ自分でピル飲んでます！って言うのってなんかいや。特に男性にはなんだか知られたくないって思っていました。

 

でも「ピルについて知りたい！」って言ってもらったので書くことに。

女性はもっとも低用量ピルについて知るべきだと思うので、女性のみなさんにぜひ読んでほしい。

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低用量ピルのメリット

  • 生理が規則的にくる
  • 避妊にもなる
  • 子宮や卵巣を休めることができる
  • 生理痛の軽減　　など

 

生理が規則的にくる

まず第一に生理が定期的にくる。なので「そろそろくるな」ってそわそわしなくていいし、旅行にかぶらないように調整することができます。生理で温泉入れない（；；）なんて心配もない。

 

避妊にもなる

それからよく知られる「避妊」。これも大事ですよね。男性側の避妊具がメインになりがちですが、女性も女性側で避妊をするというのも一つの手段です。※性感染症はピルでは防げません。

 

子宮や卵巣を休めることができる

10代～20代のうちからピルを服用していると、月経不順を整えたり子宮内膜症の予防などができたりします。子宮や卵巣がきれいな状態のまま保たれるため、30代後半になっても比較的妊娠しやすいといわれているのです。

（よしの女性診療所 院長 吉野一枝先生「ピルで妊娠しやすくなる？しにくくなる？」）

これって意外と知られてないんじゃないかな？

私は大学生のときこれを知ってから、低用量ピルについて調べて服用をはじめました。仕事をバリバリしたい、でも子どもも欲しい！ってなると出産は30才を超えるだろうなと思ったから。

 

生理痛の軽減

生理痛がひどい方への治療として用いられるのが「低用量ピル」。なので生理痛、またPMSも軽減する作用があります。

生理痛がひどい、PMSがひどい人は低用量ピルの服用が保険適用になる場合もあるので、医師に相談してみてください。

 

参考：生理で悩んでいるなら、低用量ピルを。私が医師として勧める理由

 

低用量ピルの副作用

もちろんいいことばかりではなく、副作用もあります。

人によっては飲み始めの時に、吐き気や頭痛、乳房の張りが出たり。

太ったり、ニキビができたりとも言われみたいですが、そんなことはありません。多くの産婦人科クリニックの解説に「太ることはありません」と明記されているし、むしろ男性ホルモンの産生・活性を抑制するため、「大人のニキビ」には効果がると言われています。

 

一番心配すべき副作用は、「血栓症」です。

なのでもともと血栓症のリスクがないかはクリニックなどで確認してもらうと安心です。

喫煙、高年齢、肥満は低用量ピルによる静脈血栓症の発症リスクが高いといわれているので、注意が必要です。

 

参考：日本産婦人科学会「低用量ピルの副作用について心配しておられる女性へ」

 

ピルによる疾患のリスク

ちなみに、低用量ピルを服用することでこんな疾患のリスクが軽減すると言われています。

卵巣がん、子宮体がん、乳房良性疾患、骨粗鬆症、関節リウマチ…

 

一方ピルを服用していると、子宮頸がんのリスクは上がると言われています。

ピルを飲んでいると、コンドームを使用しないで性行為をする可能性が高くなるため、子宮頸がんになるリスクが高くなるのではないかといわれています。また、ホルモンがヒトパピローマウイルスを活性化させているのかもしれないという意見もあります。

　（社会保険相模野病院 婦人科腫瘍センター長 上坊 敏子先生「低用量ピルを服用中。がんになるリスクと予防との兼ね合いは？」）

子宮頸がんはがん検診をきちんと受けていれば、がんになる前の早期に発見して治療できるので、定期検診を受けるようにしましょう。

 

 

以上が低用量ピルについて、特に女性のみなさんに知って欲しいことでした。

気になった方はぜひお近くの産婦人科に行ってみてね＾＾

低用量ピルは1シート2,000円〜4,000円とクリニックによって値段はさまざまなので、事前にチェックするといいかも！

  • このブログを書いている人

なおみ

アラサーの食べることが大好きな働きウーマン

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