営業所に配属されて、担当が決まったばかりの頃。
何をしたらいいのか、まったく分かりませんでした。
分からないことが分からなくて、だから何を聞けばいいのかも分からなくて。
なんでちゃんと教えてくれないんだろう?と思ったりもしました。
“うまくいかない人は「正解を欲しがっている人」”という言葉を最近見て、この時のことを思い出しました。あの時の私って、完全に「正解を欲しがっている人」だったな〜って。
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正解を欲しがることの原因
一番の原因は、「他の人にとっての正解が、自分にとっても正解」と勘違いしているところにある。
「なんで教えてくれないんだろう」というのは、他の人の答えを知りたがっている状態で、それは「他の人にとっての正解が、自分にとっても正解」だと思うからこそ出てくる感情。
他の人の正解は、必ずしも自分にとっての正解ではないし、もっと言えば他の人だって正解を知らないのだ。
なのに、どこから手をつけていいのか分からない問題に対して、他者に答えを求めてしまう。それが私でした。
仕事はゲームである
分からないながらも、成果を出す要因を因数分解して、仮説を立て、立証していく。それが成果を出す際に行う手順だ。
なので、仕事で成果を出すことはゲームと似た感覚を持つ。
私はまだ成果を出していないので、偉そうなことは全然言えないのですが、自分で立てた仮説を自分で実証していく。これは与えられたミッションをクリアするゲームより、ずっと楽しいんじゃないかと感じています。
数学の問題は公式を知っていると便利
ただ、要因の因数分解や、仮説を立てるためにはセオリーは知っていたほうがいい。
これは数学と似ていて、数学で覚えなくてはいけない公式はほぼない。でも覚えていたほうが便利な公式はいくつかある。
新しい問題を解くときも、前に見たことのあるような問題を解くときも、使えそうな公式を知っているのと知らないのでは感じる難易度が大きく異なる。
公式は知っていると楽になることが多いし、使いこなせれば汎用性も高くなる。
この問題は、あの公式を使うんだろうなと思うのと同じように、仕事上でも公式を当てはめられると正解への道筋は確実に縮まる。
人にとっての正解を知ることも大切
せっかく今まで成果を出してきた人たちがいるのだから、その人たちを参考にしないのはもったいない。そこにはたくさんの成功のエッセンスがつまっているはずだ。
1から10まで、全部自分で考えよう、自分でやろうなんて思っていたら何もできずに終わってしまう。
でも、それは決して人の正解を欲しがっているわけではなくて、自分の課題を知るために、人の成功を参考にしているにすぎないのだ。
自分にとっての正解は、自分で見つけていくしかない。
だから楽しい。