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考えごと

ヘアードネーションをする理由。私にしかできないことって?

ちょうど2年前。ヘアードネーションをしようと決めました。

 

十分髪も伸びたので、来週ばっさり髪を切ってきます。

30cm以上髪を切るのは女の子(わたしのことね)にとって大イベントなので、Twitterでわくわくを隠しきれていません。

 

ということで、髪を切る前にどうしてヘアードネーションをしようと思ったのか。2年前の気持ちを思い出してみます。

ちなみに、ヘアードネーションとは言葉の通り「髪を寄付する」こと。

 

このヘアードネーションを募っているNPO法人「JHD&C」の紹介ページがわかりやすかったので引用します。

JHD&C(通称ジャーダック)は、脱毛症や乏毛症、小児ガンなどの治療や外傷等、何らかの事情で「頭髪に悩みを抱える子どもたち」に、ヘアドネーションによる献髪のみで作ったメディカル・ウィッグを無償提供することで「社会性の回復」をサポートし、子どもたちの未来を守ることを目的として設立されました。同時にこの仕組みは「ドナーの想い・善意」が、髪を通じて子どもたちへとつながっていく、Sustainability(持続可能性)の高い活動としても広く認知されています。

JHD&Cとは?より)

なんとなく知っている人も多いですよね。

 

そんなヘアードネーションを決意したのは2年ほど前。

ちょうど社会人になって、実家を離れて福岡にきた頃でした。

 

とにかく嫌だった。何者かになりたかったのに、何者でもない自分。わくわくしながら社会人になったのに、できることは想像以上に少なくて、仕事もよくわからなくて。

「自分にしかできないこと」がしたかったのに、「自分にしかできないこと」なんて存在しなくて。私がいなくなったとしても、代わりはいくらでもいる。誰がいなくなったとしても、代わりはいくらでもいる。

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20代特有の自己陶酔と、離れた場所での一人暮らしの寂しさと、新しい環境のストレスだったんだと思う。

 

「私にしかできることがない」って思っていて、でもなんかあるんじゃないかなとも思っていて。

 

そんなときにふと高校の古典の先生の言葉を思い出したの。

「男性は肩より下まできれいな髪を伸ばすことができない。」

なんでこんなこと言ったのかぜんぜん覚えてないし、これが本当かどうかもわからないけどこの言葉を思い出した。ふとね。

 

それで「ヘアードネーションをしよう」って思ったの。笑

 

私にしかできないことはないけど、とりあえずヘアードネーションは多くの男性には難しい。(寄付するための髪の長さは最低31cm必要なので)

さらに髪をロングまで伸ばせる人もみんなではないし、その髪を31cm以上切ってもいいって思う人も多くはない。

 

私にしかできないことはないけど、一部の人にしかできないことはある。

ヘアードネーションはみんなができることじゃない。

だからしようと思ったの。

 

私がヘアードネーションをする理由。それはみんなにはできなくて、私にはできるから。

 

 

 

 

う〜〜ん、シンプル!!

ヘアードネーションをするって決めて、「自分にしかできないこと」じゃなくて「自分にできること」を考えるようになれた。自分にできることの積み重ねの先に、「自分にしかできないこと」があるんだよね。きっとね。

  • このブログを書いている人

なおみ

アラサーの食べることが大好きな働きウーマン

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