「10年後のキャリアが見えてきて、今やるべきことが明確になりました」
女性営業マネージャーになり、会社ではキャリアの話をすることが増え、キラキラと10年後にキャリアが見えたと話していた私。
マネージャーになってから1年経ち、まだまだできないことばかりだけど、できることも増えてきた。それと同時にじわじわと感じ始めた虚しさ。。
「この忙しさってずっと続くんだよね…」「私はマネージャーに向いていない…」「会社の期待に応え続けるのは無理だ…」「この1年で得たものってなんだろう…」
こんなことを2,3ヶ月ほど悶々と考えていました。「10年後は○○をしてたいとおっしゃっていましたよね」、そう話を振られ恥ずかしいような、申し訳ないような気持にもなっていました。仕事は楽しさもやり甲斐もある。ただ私にとってチャレンジングな仕事な分、夜の時間、休日も仕事ばかり。それでもうまくいかないことはたくさんあって、このままでいいのかなというモヤモヤが少しずつ大きくなっていました。
ポジウィルとの出会い
だからと言って他にやりたいことがあるわけでもないし、会社がいやな訳でもない。どうしたらいいんだろう…と考えたり、ネット検索しといるときに見つけたのが【ポジウィル】で。
4,5年前から知っていたサービスで、創業者である金井芽衣さんのTwitterのフォロワーでした。はじめはサービスを使う気は全くなく、「誰かと話したらなにか見えるかもしれない」と思い、モヤモヤを少しでも軽くするための一つの行動として、無料相談に申し込みました。
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「それは会社からの期待ですよね。なおみさんが本当に目指したいことはなんですか?」
今後のキャリアビジョンの話をしたとき、そう投げかけられました。これまで「10年後にキャリアが見えた」と思っていたのは、“会社が求める”キャリアだったことに気付いた瞬間でした。自分の尺度がいつのまにか「会社」だけになっていて、だからこそ今悩んでいることに気づき、ここを変えなきゃいけないんだと。
そして一人でそれを探そうと思ったら、もう少し長い時間もやもやの中をさまよわなくてはいけない、そこをショートカットできるのがポジウィルだと思い、サービスを開始することにしました。
「こんなことがしたい」「こんな人生/キャリアを歩みたい」と確かなイメージを持つこと。そこに対してワクワクした気持ちを持てること
これが私がポジウィルで見つけたかったもので、サービスの利用をはじめた理由です。
自分の価値観に向き合うセッション
どんな未来が理想か?
「できる・できないでは考えず、最高の未来を描く」というアドバイスをもとに、自分がどんな働き方をしたいのか、どんな風にプライベートとバランスを取っていたいのかを考えました。
今働いている会社は人材育成に時間もお金もかけます。同じような面談もワークもしたことがあります。でも、会社でやるのとポジウィルでやるのは全然違いました。
専門性の問題はあるとして、一番の理由は会社組織の目的は利益の最大化であって、そのために人材育成をするからなんだよね
— なおみ@産休中OL (@nao0omin) September 10, 2022
会社は人生を豊かにする場所かもしれないけど、会社の目的は社員の人生を豊かにすることではなくて、そのサービスやプロダクトによって顧客の人生を豊かにすることなんだもんね
上司に「将来お茶屋さんやりたいんです」と話して、こいつはダメだと思われたことがあります。(その時はそういわれませんでしたが、後々笑い話としてフィードバックをいただきました。)
私自身、メンバーのキャリアコーチングをしているときも、無意識に「この会社での勝ち筋」とか「組織が求めてること」を考えてしまいます。
当たり前だと思うんです。組織で働く限り、組織の利益を考える。そのあとに個人の利益と結びつけて考えるものだと思うから。
改めて主語を「自分」にして、なにをしたいかを考えて、ブログが好きだったこと、最近読書の時間も作れてなかったこと、これまでの趣味の共通点に気がつきました。
仕事で求められること
さらに仕事でできていること、苦手なこと、自分で直したいところについても話しました。そこでおすすめされた考え方が【成人発達理論】でした。そしておすすめされた一冊の本。
自身への評価、部下への対応に悩む山口課長と、ワインバーで出会った人材コンサルタントとの対話で進むストーリー。成人発達理論のはじめの一歩として最適な本、なんだと思う。
この本との出会いで一気に頭の中が整理されました。今自分がどの発達段階にいて、組織が求めるのはどういう人材で、今のチームはどんな状態なのか。そして私はどんな人生を歩みたいのか。
今後のキャリアについて
▲記事のトップの画像と同じカフェの写真。考え事をするのにぴったりの空間。五反田・不動前駅からそれぞれ7分くらいのところにあるカフェなので、お近くに来られた際はぜひのぞいてみてね。Tonerってお店です。
内省する時間をたっぷりとって私が人生を通して、本質はどこにあるのかを知りたい。本質を捉えた上で自分の答えを出したいし、それが人にもいい影響を与えられたら嬉しい。
環境・自分・他者の本質がどこにあるかがわかることで、それが環境・自分・他者にポジティブな影響を与えられると、成人発達理論の5段階目で「多様な価値観や意見を汲み取りながら、他者と関わり合うことで互いの成長や発達を促す触媒の役割を果たす」という状態なんだと思う。
一般的に5段階目にいる人は全体の1%のみといわれていて、異質な他者とのかかわりで新しい価値観を作り続けることで到達する。それはグローバル企業に勤めているからこそ、実現に近づけるのではとも思ったんです。
ちゃんと深い部分で会社の求めるものと、自分が求めているものが一緒になった気がしました。
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「昇進したい」って言うとすごく俗物的に聞こえるかもしれないけど、高い視座を持って世の中を見ていきたい。そして、それが社会や周りの人へプラスになるなら最高じゃないかと。
会社は早く早くと成長を促してくる。もちろんそれに答えたいけど、ピアジェ効果というものもある。(これも成人発達理論に出てくる考えで、無理に発達を促すと成長が止まってしまう現象のこと)早く早くと促す分いい機会があると思うので、そこに感謝しつつ、自分では自分を見失わないように(ピアジェ効果を起こさないように)進んでいきたいと思います。
さいごに、キャリアに悩む方へ
▲Tonerの中はこんな感じです。落ち着いていていい空間でしょ
多くの人が何度もキャリアに悩むことがあると思います。相談されることもあるし、相談もします。
ポジウィルは正直お高いです。私もはじめるときは悩みました。でも、本当にサービスを利用して心からよかったと思っています。受講前よりもずっと視座が高くなって、自分が歩きたい方向も見えてきました。
社内外問わず優秀で素晴らしい人はたくさんいます。でも、第三者でキャリアのプロだからこそ、アドバイスできることがたくさんあるんですよね。そしてそんなプロと出会えるのがポジウィルなんです。年を重ねると、自分だけでできることと、誰かの力をかりてできることの差がどんどん広がっていくそうです(それを成人発達理論では「発達範囲」と呼びます)。そして、自分でできることを増やすには、誰かの力を借りることが不可欠です。
自分と相性のいい”誰か”の存在を待つよりも、お金と時間をかけてポジウィルで自分と向き合うのが確実な早道だと思います。だから私はポジウィルを継続することにしました。
おまけ:トレーナー永井さんの紹介
ちなみに担当いただいたのは「永井さん」という、人とワインと本が好きなトレーナーさん。もやもやとしたもの一緒に整理して、アドバイスをくれる、まさに後悔しない人生を生きるために必要な“人生の指針”を一緒に作ってくれる方です。
【自己紹介note✍️】
— nagai@POSIWILL (@kei_napo) March 8, 2022
自分のルーツや、キャリアトレーナーという仕事の向き合い方について
キャリア相談の中でよく聞くテーマにそって書きました✨
ご一読いただけると嬉しいです🤝@kei_napo #note #自己紹介 https://t.co/7soyVas7gG
朝5時に2,000字近い量の質問送ってもしっかり答えてくれて(自分でも長すぎだろと思いました…)、自分でも何がゴールかわからない話をしてもきれいに整理してくれる。永井さんのスタンスから、管理職としてメンバーにどんなコミュニケーションをするべきなのかも同時に学ばさせていただきました。
まだまだ一人では同じ沼にはまってしまいそうな気もするし、なによりもっともっと成長していきたいので、これからもどうぞよろしくお願いします!
ぜひ悩んでいる方は、無料相談だけでもお試ししてみてね。正直無料相談の1回でも気づきと学びが多かった!
追伸:自己理解の中でブログが私にとって大事なものだと気付いたので、これからもちょこちょこ更新したいと思います。読んでくださっている皆さま、引き続きよろしくお願いいたしますm(_ _)m