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妊娠・育児

想像と違った妊娠・出産|体験記

出産を終えてあっという間に1か月半が経ちました。「妊娠期より産後の方が大変だよ」なんて言われたりもしましたが、私は妊娠期の方が圧倒的につらくて、改めて振り返ると想像とは全然違う妊娠期間、そして出産・産後でした。

たまひよアプリで同じ予定月の人に対するアンケートで、「妊娠期を一言で表すと?」という質問に対する回答も人によって回答が大きく分かれていました。幸せ、愛おしい、感謝などポジティブな意見。つわり、入院、しんどいなどの意見。ちなみに私は「つらい」と回答しました。

 

想像と違った妊娠期間

妊娠2ヶ月目からはじまったつわり。思ったように動けなくて、船酔いのような二日酔いの状態がずっと続く。とはいえ、つわりのしんどさはよく耳にするし、全く食事が食べられなくなって初診時に10キロ痩せた母(もとがぽっちゃり)と比べたら全然ましだなぁと思っていました。もちろんつらかったけど。想像と違ったのはこの後でした。

 

4ヶ月目から、つわりがおさまると同時に蕁麻疹が出てきて、妊娠性痒疹ぽいねとなりました。頭から足の裏までかゆくて、寝るときはアイスノンを背中に敷いて、保冷剤でかゆいところを冷やしながら寝たり。傷ができるほどかきむしってしまうのは、かゆみが痛みよりつらいものだから、というのを身に染みて感じました。皮膚科の先生には、注射剤を含め妊娠中に使える薬を駆使して、なんとか我慢できる範囲にしてもらいました。

 

7ヶ月目には妊娠糖尿病の診断がついて食事制限しなくちゃいけなくなって。8ヶ月目からは真夏ということもあったと思うけど息切れ動悸がつらくて、5分歩くだけでしんどかった。お腹が重い以上に体が常にだるくて、常にイライラもしてたってことに出産して気が付きました。

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妊娠といえばつわりがしんどい!と思っていましたが、つわり期以降もこんなにしんどいなんて想像していませんでした。妊娠中は常に体がしんどいのが当たり前になって、産後になってようやくつらかったことに気付いたんですよね。気付かないつらさってボディブローのようなダメージがあって、ただでさえホルモンバランスの変化で不安定なメンタルは、さらに不安定になってた気がします。今思えば。

 

陣痛は想像の何十倍も痛かった

出産は高校生のときから無痛と決めていたので、迷いもなく無痛分娩を選択。陣痛がきてから無痛に切り替えるパターンでの出産をしました。

予定日2週間前の明け方、破水する夢と尿漏れのような感覚で目を覚ましトイレ行くとしっかり破水していて病院へ電話。気楽な気持ちで病院に向かいそのまま入院。しばらくは陣痛どんな感じかなぁと思っていると、急に来る痛み。

途中から死ぬほど痛くなり、事前に聞いていた痛み逃しなどできず、そしてナースコールを押すタイミングも分からず、唸り声を聞いた助産師さんが来てくれて分娩室へ。あっという間に子宮口が全開となり、麻酔開始。

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あまりにも陣痛開始から子宮口全開までが早く、短い時間とはいえ最大の陣痛(?)を味わったわけですが想像の何十倍も痛かった!!麻酔が効く前に立ち会い予定の夫が来たのですが、夫の姿を見る余裕もなくて、自分が自分じゃなくなった感覚。産後に痛みスケールで陣痛の痛さを数字聞かれたとき、それが10段階と知りながらも1,000と即答。それくらいの痛さで、普通分娩の人に対する尊敬が止まりませんでした。

 

産後の体

産後地味につらいのがむくみでした。産後2日目からむくみはじめ、手足がパンパンでかゆくなりました。妊娠中のむくみはあまりなかったので、まさか産後にむくむと思わず驚きました。顔も腫れたままの状態が2週間くらい続いたかなー。あとは話に聞いていた会陰切開の痛みと股の違和感。病棟ではみんなよちよち歩きしかできていませんでした。

そんな状態から産後5日目の退院日。この日は夫が外せない仕事があり、一人での退院でした。ただ前日に荷物をほぼ持って帰ってもらってたので、特に困ることもなく笑顔で病棟をあとにしました。エレベーターの中で帰宅に心を躍らせていたとき、ふと感じるお股の違和感。破水を思い出す感覚で「なんか漏れてる…?」と焦りを感じました。

足元を見ると小さな血の池。焦りながらも1階で降りて、エレベーターを待っていた人に謝り、近くにいたスタッフの方に事情を説明して、車椅子に乗せてもらいそのまま病棟へUターン。すぐに診察してもらい、特に異常はなく溜まってた悪露(おろ)が一気に出たのだろうとのことで、念のためにもう1日入院することになりました。


異常なしで大量出血するのが出産なんだと、改めて出産のハードさを感じた入院最終日でした。

 

マタニティブルーズ

病棟にUターンしたあと、医師の診察がおわり病室にもどって一息してると、急に涙があふれてきました
なんで自分は泣いてるんだろう…と自分で自分に驚きました。冷静なつもりでも出血でびっくりしたのかな?などと思っていました。が、この突然の涙は退院してからも続きました。意味もなく涙が出たり、夫の小さな一言に対して悲しくなったり、いらいらしたり。

自分でも感情の揺れに動きに驚きながら、これがマタニティブルーズか!と。言葉はもちろん知っていましたが、これが産後の女性7~8割にあるものだとは知りませんでした。。
例えばですが退院した日、夫は気を遣ってリフレッシュもかねて「ちょっと散歩でもしてきたら」と言ってくれました。でもこの言葉に私はいら立ち、悲しくなり、こっそりと涙するわけです。会陰切開のあとが痛くて歩くのは大変。しかも退院予定日に出血したことも恐怖として残っていてとても動く気にはなれません。ただそんなこと夫が分かるわけではないので伝えればいいのですが、なにも分かってくれない…と悲しくなってイライラしたり泣いたりしちゃうんですよね。不思議!

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ちなみにこの延長で、実家帰省から戻ってから1~2週間はささいなことで夫にいらつき、心の中で毒づいたり、たまに泣いたりしていました。妊娠・出産・授乳の中で、ホルモンバランスの変化はとっっっても大きいんだから当たり前な気もします。でもこんなの知らなかった。

産後に共感しかしなかった助産師Hisakoさんのマタニティブルーズのリアル。もしはじめての出産を控えてる方やそのパートナーの方がいれば、絶対に見てほしい動画です。産後ってこんなになるんです。。

 

産後の生活

そんなこんながありながら始まるはじめての育児。「産後は3時間ごとの授乳」なんて言うけど、実際は3時間あくことなんてほとんどなくて1~2時間ごと。授乳して、オムツ替えて、あやしてで1日が過ぎ去っていく日々がはじまりました。

出産直後はほとんど出ない母乳で授乳するけど、出ないから泣き止まないし寝れない。特に入院中の6日間は、2時間寝れたらいい方で、時には30分おきの授乳。乳頭には亀裂が入ったりして痛かったなぁー。

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退院してからはオムツは漏れるし、ときどきおしっこもかけられる(男の子あるある)。でもそれ以上にかわいくて、かわいくて。妊娠期間より産後の方が大変だって言うけど、産後の方が幸せじゃん!なんて思ったりしました。妊娠期より体は動くようになってくるし、だるさもない。そしてなにより目の前にかわいいベイビーがいるから。

私の場合産後は両親と妹からの手厚いサポートもあったし、そのあとは夫もちょこっと育休も取ってくれたので恵まれた環境だったことが大きな要因だと思います。それに加えて1~3時間の細切れ睡眠があまり苦ではなかったのはラッキーでした。

 

産後のお隣さん

そんなこんなで産後は概ねハッピーだった私ですが、あくまでもこれは一個人の話。

産後は同室の方は、「もう鬱になりそうです…」って弱々しい声で助産師さんに相談する声を聞いたりしました。出産の傷は痛いし、むくみもひどい、母乳で育てたいって思ってもはじめは出ないし痛いし、赤ちゃんがなんで泣いてるか分からないのもつらい。お隣さんの気持ちはすごく理解できました。(どうか今は少しは気が楽になっていますように…)

特に母乳で育てたいなと思ってる人にとって、母乳育児がうまく進まないのはしんどいんですよね…。体質もあるとは思いますが、今思うと母乳育児のポイントはいくつかあって。だけどそのポイントの説明はしてもらえないので、自分でつかんでいくしかないっていうのはなかなか大変ですよね。。

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個人的には、友人のすすめもあり産前からしっかり乳頭マッサージをして、母乳育児の知識を入れたうえで出産に臨めたのは大きかったなぁと思います。母乳育児に苦労した友人からのアドバイスに感謝しかありません!ありがとう!

 

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妊娠も出産も人によって全然違う

はじめにも書きましたが、妊娠を「幸せ」と表現する人もいれば、私みたいに「つらい」と表現する人もいる。

私にとって産後は子がかわいくて体も楽だけど、人によっては出産の痛みが長引いたり、母乳育児や睡眠不足に苦しんだり、周囲からのサポートが得られなかったりで産後の方がつらい方もいる。

妊娠も出産も産後も想像と全然違ったし、人によって、同じ人でもその赤ちゃんによっても違う。今回はこれまでの振り返りをまとめてみました。一日一日は大変だったり、一瞬一瞬はいろんな感情があったけど、振り返れば妊娠の10ヶ月も、産後の1ヶ月半もあっという間。仕事に復帰するまであと半年ほどですが、これもあっという間に過ぎていくんだろうなぁ。

  • このブログを書いている人

なおみ

アラサーの食べることが大好きな働きウーマン

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