いつからか、趣味は「読書」というようになりました。といっても、読書が好きになったのは大学生になってから。昔から本が好きな人と比べたら、本好きに毛が生えたくらい。
ただ、私には「フォトリーディング」という力強い味方がいます。何度も本を読むことはあっても、何日もかけてビジネス書を読んだり、専門書とにらめっこしたりはしない。
厳密に言えば、「ほとんどしない」ですが。
だからか、「忙しくて本を読む時間がない」というのを聞くと頭に「?」が浮かぶ。本を読むのが苦手でとかなら分かるけど、読みたいけど時間がないから読めないってどんだけ忙しいのよ、って。だってそれって「忙しくて歯を磨く時間がない」って言っているのと一緒だもん。
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そもそもフォトリーディングとは?
「フォト(写真)」とあるように、本のページを写真を撮るように、各ページを素早くめくりながら、本の内容を頭に入れる読書の方法です。一度頭に本の情報をすべて入れてから、その後本に目を通し、必要な情報を得るのです。
具体的には、5つのステップを行います。
準備→予習→フォトリーディング→復習→活性化
準備:本を読む目的を決める
予習:タイトルや目次から本全体を把握する
フォトリーディング:本をは素早くめくり、文章を無意識下にインプット
復習:本のキーワードを見つけ、目的にあった(本に対する)質問をつくります
活性化:質問を再確認し、本をざっと読み、必要な情報を得る
フォトリーディングのきっかけは、「いくら時間があっても勉強しきれない」と感じたこと
速読のきっかけは、仕事で勉強をしなきゃと思ったこと。勉強すればするほど、知らないことが多いことに気づいて、このペースだと「いくら時間があっても勉強しきれない」と感じました。
その時に、以前先輩が言っていた「フォトリーディング」を思い出したんです。それで先輩が受けた速読のセミナーを申し込み、受講。
めちゃくちゃよかった。
10万円のセミナーでしたが、100万出してもいいって思うくらい。
よく聞かれること「フォトリーディングのコツは?」→「気持ちです」
「10万円するフォトリーディングのセミナーに行った」ってことで「フォトリーディングのコツは?」と聞かれることが増えました。実際にできるようになって、読みたい本をどんどん読めるようにもなりました。
これを聞かれるといつも「気持ちです」と答えています。(笑)非論理的。でも本当なんです。5つのステップとか、集中するための方法とか色々エッセンスはあります。なんなら、細かい部分は私も習得しきれていないと思います。
でも、とりあえずはできています。なぜなら一番大事なのは「気持ち」だから。何かを得たいという気持ち、本に対する目的意識があれば、できるんです。
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「本を読む時間がない」ではなくて「本から学べることがない」と思ってない?
「本を読む時間がない」って言っている人は、本音は「時間がない」から本を読まなんじゃなくて、「本から学べることがない」と思っているから読まない。
どんなに時間がなくても1日1回は、歯を磨くでしょ。忙しくたって歯を磨く時間はあるし、本を読む時間だってある。
フォトリーディングで本を読む時間が短縮したから、『「本を読む時間がない」は「歯を磨く時間がない」と同義』と言っているわけではないんです。
なんで忙しくても歯を磨くのか?スッキリするから、歯を磨かないと虫歯になるから、歯を磨かないと口が臭うから、エチケットだから、とか。理由があるから磨く。目的があるから磨く。
本も同じなんです。新しいことを学べるから、知らないことを知れるから、仕事で役に立つから、リフレッシュできるから。本を読む人は、目的があるから本を読むんです。時間が有り余っているから本を読んでいるわけじゃないんです。
「本を読む」の再定義もしておきたい
なぜ「本を読む時間がない」と言う人が多いのか?新しいことを学べるのもわかってるし、仕事で役に立つことも分かっている。なのに読まない人が多いのは、読書が面倒だと思われているから。
なんで面倒なのか?それは、本は「全部読まないといけない」と思い込んでいるからです。別に全部読む必要なんてないんです。読んだってどうせ忘れちゃうし。
「本を読む」というのは、「必要な情報を得る」こと。400ページすべてに目を通すことではありません。全部読まないと、と思うから面倒くさい。
もう一度言います。
「本を読む」ことは「必要な情報を得る」ことです。
私が伝えたかったことは、
- 「本を読む時間がない」はウソだってこと…本を読まない理由は時間じゃなくて、目的意識の問題
- 「本を読む」=「必要な情報を得る」…隅から隅まで読む必要はない。
ってことでした。