インドと言えばタージマハール。
タージマハールと言えばインド。
インド旅行で参加したタージマハールツアーで教えてもらったこと、調べたことをまとめちゃいます!
歴史あるタージマハールの不思議をお楽しみください。
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タージマハールのあるアグラ
メインの国際線空港のあるデリーから、車で3時間ほど、距離にすると180kmほどに位置します。
ガンジス川最大の支流であるヤムナ川沿いに位置する都市。タージマハール、アグラ城などインドを代表するイスラム建築の傑作があることで知られています。
自然たっぷりのタージマハール。入場料は外国人かインド人かでこんなに違う!
大気汚染の問題から、タージマハールの近くは車で入ることができません。
なので、途中から歩くかリキシャ(三輪のタクシーのような乗り物)を利用します。
入り口にはリキシャがたくさん待ち構えています。歩いても7分くらいだし、何より車に3時間ほど座りっぱなしだったので、歩いて向かいました。
タージマハールの周辺は大きな公園のようになっています。ランニングする人もいたり、皇居周りと近いイメージなのかもしれません。
自然豊かで、犬やサルも。
おじさんがサルにエサをあげていました。
「ここでは犬猿の仲も最高なんだ」
ワッハッハ!とガイドさん(笑)
特に仲のいい様子はありませんでしたがw、とにかく犬・サルが多い。きれいな緑色のオウムもいたり。
はじめて見る景色を楽しんでいると、あっという間に入り口へ到着。
応募したツアーにはチケットが含まれていましたが、値段を聞いてみると、
外国人 :1,000ルピー(1730円)
インド人:40ルピー(70円)
※1ルピー=1.73円で計算(2017年11月現在)
外国人とインド人で値段違いすぎw
外国人とインド人で値段が大きく違うのは、インドでは普通のことらしいです。
中へ入るには荷物検査とボディーチェックがあります。
警備が厳重です。没収されることもあるので、持っていくものは最低限にするのがベター。写真を撮るための携帯持ち込みはOKでした。
タージマハールの大きな門と、ヒンドゥー教の関わりとは?
荷物検査、ボディチェックを終えて中へ。中心に大きな門があります。この門にはヒンドゥー教の考えと関係があるそう。
ヒンドゥー教の女性は、顔をあまり見せず、ベールで覆われています。
この門にはそのベールと同じ意味があるそう。
中にあるタージマハールは、お妃さまのお墓。なのでそのお墓を外から丸見えにならないよう、門が建てられています。
この門には文字が書いてあります。私たちにはなんて書いてあるのか分かりませんが…
下から門を見ているので、上の文字は小さく見えるはずですよね。でもどの文字も同じ大きさに見えるんです。
実は、上に行くほど少しずつ文字が大きくなっているんだとか。
目の錯覚です。
それから、門に描かれているお花の模様。これらはすべて天然石によって描かれています。
ベースは、赤砂岩の赤色と大理石の白色。緑はひすい、黄色はジェスパー、赤はサンゴ、黒はウニクス。
しかも上から描かれているのではなく、ベースの大理石を掘って埋め込まれているんだって。精巧すぎる。
この門の中に入ると、念願のタージマハールが正面に。
ただここでサクッと門を通り抜けたらもったいない。ここでも目の錯覚を楽しめるんです。
門の中はドームのようになっていて、ドームの真ん中から前へ歩くとタージマハールが遠ざかっていくように見えるんです。
そして、前に進んだ分後ろへ下がると、今度はタージマハールが近づいてくる。
タージマハール完璧な左右対称性
朝7:30でこの人!
乾季になると霧がすごいらしいので、きれいに見れてラッキー。
左右対称のタージマハールを写真に収めるためには、柵のど真ん中からパシャリ。
見事な対称性。
水に写るタージマハールも素敵です。
真ん中の宮殿の周りにある4本の白い塔。真っ直ぐに建っているように見えますが、実は少し外側に向かっています。
というのも、もし倒れたときに大事な宮殿を壊さないように。外側に倒れるよう設計がしてあるんだとか。
タージマハール側から門を見ても、対称性を感じられます。
ちなみに、この門の上に白いオブジェがあります。
22個の白いオブジェ。
この数にも意味があって。というのも、タージマハールすべてを作るのにかかった年月が22年。それで22個の白いオブジェが建っているそう。
はじめの17年間は白い宮殿、その後の5年間でタージマハールの横の建物、最後の1年間はこの門も一緒に建てられました。
横の建物は正面から見るとこんな感じ。
タージマハールの正面から見て左側にあるのはモスク(メッカ側)。全体の左右対称性を保つために左側にも同じ建物が建てられました。
でも、左側はメッカ側ではないので客間となっています。
タージマハールの中にある唯一の左右非対称は、メインの「棺」
タージマハールの中にも入ることができます。
大理石を傷つけないように、くつにシートをつけて入ります。
ガイドさんがチケット売り場で、チケットと一緒にこのシートを一緒に受け取っていました。
横から入っていくと、足場が見えます。
現在タージマハールは清掃中。
インドの大理石は強く、洗うことができるそう。
他のだと洗っても、大理石に染み込んでしまって、きれいにすることができないそう。
よく見ると、Before-Afterがよく分かります。
タージマハールの中は撮影禁止のため、残念ながら写真はありません。
中には唯一左右対称でない場所が。
それは棺です。真ん中に妃さまの棺、その横に皇帝の棺があります。皇帝の棺は一つしかないので、左右非対称です。
皇帝は自分用に黒いタージマハールを作る予定でした。が、タージマハール建設に莫大な費用を費やし国家の財政が傾いたことで、実の息子に幽閉されてしまったことで叶わず。
現在は最愛の妻の横で眠っています。
タージマハールの中から出ると目の前にはヤムナ川。
ガンジス川に並ぶ有名な川。
奥に見える部分が黒いタージマハールが建つはずだった場所です。
実際には建築は息子によって途中でストップされたため、ぽかんと空いた空間だけが残っています。
以上がタージマハールでした。
インド旅の参考になれば嬉しいです!